製品情報PRODUCT

HOT LINE巻線抵抗測定器
DAC-HRI-3N / DAC-HRI-3N TYPE 700

     インバーター駆動機器の巻線抵抗を連続運転状態で測定可能。     
       電機機器の安全性確保、省エネルギー設計に貢献。       



DAC-HRI-3N

試験電圧 MAX 450Vrms

DAC-HRI-3N TYPE 700

試験電圧 MAX 700Vrms

巻線抵抗試験の重要性
モーターコイルの抵抗値は、温度上昇やエネルギー損失に大きく影響します。
そのため運転状態での抵抗値試験は、電気機器の安全性確保だけでなく、温室効果ガス排出量を削減し、カーボンニュートラル達成に向けた省エネルギー設計を実現する上で重要な試験となります。
DAC-HRI-3は、EV(電気自動車)用モータ、DCブラシレスモータ、ヒートポンプやコンプレッサなどのインバータ(PWM)駆動機器を運転状態で試験することができる活線巻線抵抗測定器です。
運転中のコイル巻線の実際の温度上昇値を知ることができるため、真の温度計測値を求めることができます。

運転状態での真の抵抗測定
これまで巻線抵抗は、通電中の電源をCUT-OFFして抵抗値を測定する間接的な抵抗法が広く用いられてきました。この方法は、運転停止後の抵抗値が自然対数的に変化することを前提にしてますが、複雑な製品では必ずしもこの原理通りにはなりません。
特にファン付きモータではコイルが急速に冷却され、CUT-OFF後の抵抗値と実際の値に大きな差が生じることがあります。
製品の安全性を検証・確保するためには、運転状態のままコイル温度を測定することが理想的です。
DAC-HRI-3は、直流重畳法により運転中のコイルの抵抗値を測定し、抵抗温度係数を用いて正確に温度変化を測定します。

対象

EV・HEV用モータ
DCブラシレスモータ
ヒートポンプ用コンプレッサモータ

関連規格

JIS C4203  一般用単相誘導電動機
JEC 2137   誘導機電気規格
JIS C 4034-1(IEC 60034-1) 回転電気機械-第1部

ソフトウェア

オプションの自動三相切替器(DAC-SCB-3)と3相用コンデンサボックス使用することで、モータの相を自動で切り換えて試験可能です。
運転状態における抵抗値と抵抗温度係数による温度をグラフ及びテーブルに表示します。

オプションアイテム

(正面)

自動三相切替器 DAC-SCB-3

 

C-TYPE(正面)

DCカットコンデンサボックス

C-TYPE(背面)

(単相/三相兼用)

接続イメージ

製品カタログ

ページの先頭へ戻る